うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて

  • あらすじあらすじ / 劇団時間制作オフィシャルブログ
    古びたアパートの管理を行っている二人の女性と教師をしている女性は大学生の頃からの友人だった。
    しかし内一人が、ある病気になってしまう。『統合失調症』・・・精神的な病気の一つだった。同時期にアパートの近くで男性がシャベルで殴られるという通り魔事件が起きる。証拠がなく犯人は見つかっていない。しかし、犯行時間に統合失調症となった女性は奇怪な行動をとっていた。一つ一つ崩れていく白の感情。一つ一つ湧き上がる黒の感情。『疑い』理解とはどこまでの事を指すのか。相手の全てを理解する事が不可能とされる人間関係において、最も邪魔をする感情の操作が壊れていく。人が信用をするためにはナニが必要なのか。真実? 関係?時間?大切な人との繋がりの強さと脆さを描いた圧倒的な現代劇。

  • キャスト / Aチーム

    • フォンチー
    • 楠世蓮
    • 寿春歌
    • 森田このみ
    • 真砂尚子
    • 工藤そのか
    • きえ
    • 隆太郎
    • 三浦大和
    • 平岡謙一


  • キャスト / Bチーム

    • 中村裕香里
    • 前田沙耶香
    • 堀内華央理
    • 基村樹利
    • 澤村菜央
    • 西田薫子
    • 久津佳奈
    • 野村龍一
    • 小川富行
    • 田名瀬偉年


  • impression・Aチーム

    フォンチーが演じる麻子は統合失調症を患っている。ダウナーに入っているときには幻聴が激しく麻子を責めたて気が錯乱してる様。麻子はもう麻子ではないのか?親友や兄はどう麻子と対峙するのか?その時に起きた一件の通り魔事件。麻子を信じる者と疑う者。精神に障害を持つ人々の現実とそれを取り巻く人間関係を赤裸々に表現していた。冒頭でのシーン、兄「麻子、おまえはもうキチガイなんだ。」麻子「私は!キチガイじゃなーい!!!」この前後のフォンチーの精神が錯乱した状態の芝居でもう観客は舞台に飲み込まれる。過去の回想と現在を交錯させながらの舞台進行、正常だった頃の麻子を演じるフォンチーの愛され癒しキャラが可愛ければ可愛い程に、後半の錯乱した状態と犯人疑惑の高まりに胸が締め付けられる。障害故に徐々に犯人ではと疑念が高まり、誰もがやはり犯人はフォンチーなのでは・・?と思った時に、重傷を負わされたフォンチーがぽつり、ぽつり、、とゆっくり胸の内を語り出す。言いたかったけど恥ずかしくて言えなかった友を想う気持ち、麻子の症状に耐えられず去ってしまった安藤くんへの想い(瀕死で朦朧とした中にこやかに「だって、安藤君とは結婚するんだもん!」の台詞で涙腺崩壊です)、このメリハリが物語の進行を飽きさせず舞台に集中させ100分の上演があっという間でした。
    フォンチーはここ最近の舞台では悪役を中心とした新たな役へのチャレンジが多いですが、今回の麻子役は大成功と言って良いと思います。(さすがフォンチー:小声)
    私はAチーム9公演を全てを観劇しましたが、至極個人的感想では千穐楽の9公演目が一番感情が高ぶりました(沢山目頭が熱くなりました)。ただ残念なことにこの千穐楽でとある事故が起きました(事件だと思っています)。本来ならちょっとした事故など書かなくても良いのですが、どうしても故意による計画的な上演妨害の気がしてならないので敢えて書きます。
    4/8(土)9公演目千穐楽のラストシーンに入った所でそれは起きました。物語のクライマックス、色々な真実が解き明かされていく場面です。会場内で携帯電話の着信音が鳴りはじめました。稀にあることです、いくら上演前に注意されても時々見かけます。ただ今回違っていたのは、その場内に響き続ける着信音が延々鳴りやまなかったことです。普通なら持ち主は気が付いて消します。自分も以前の観劇で隣の席の人の携帯がマナーモードで鳴りましたが、一瞬自分のでは!?と確認したことがあります。そしてその着信音は舞台終了の拍手までずっとなり続けていました。この間約10分から15分くらいです。
    冷静に考えてみてください。電話の着信なら呼び出し時間はほぼ30秒以内で一旦切れます。相手から連続して電話が来たとしても必ず10秒くらいは間が開きます。それが連続して鳴っているということは(発信源がスマホなら)アラームが鳴っていた可能性が非常に高くなります。
    わざわざスマホのアラームを電話着信のベル音にして、物語のクライマックスの始まりから終わり迄の丁度のあいだだけ鳴る偶然とは、、ありうるだろうか?
    カーテンコールの後に主催の谷さんと出演者の平岡さんより「上演中に鳴っていたアラーム音ですが、発信源を見つけることができませんでした。申し訳ありませんでした。」という内容の涙の謝罪がありましたが、被害者は劇団時間制作と演者、スタッフ、観客で、その犯人以外の全ての人達。
    恐らく犯人は例え現行犯で見つかっていたとしても、何か理由を付けて「〇〇でいて気が付かなかった」などと恍けるだろう、、犯人捜しをした所で千穐楽は取り返せないし、どうにもなりませんが書かずにはいられませんでした。もうちょっと書きたいことはありますがこれくらいで止めます。

  • 劇団時間制作第十三回公演 舞台「うるさくて、うるさくて、耳を塞いでもやはりうるさくて」 OFFICIAL HP
  • Link /
  • 脚本・演出 谷碧仁 
  • 2017.02.17.18:00より受付開始
    フォンチー専用予約フォーム
    CoRich 舞台芸術!
  • 前売:3,700円 / 当日:3,900円
    割引日:3,500円(前売りのみ)
    リピーター割:2,700円 (反対側のチームを見る場合も可、要半券提示)
    ※無断キャンセルの場合、お代金をご請求する場合がございます。
  • 2017年03月29日(水)~04月09日(日)
  • 14:0019:00
    03/29 WED.
    03/30 THU.
    03/31 FRI.
    04/01 SAT.
    04/02 SUN.
    04/03 MON.
    04/04 TUE.
    04/05 WED.
    04/06 THU.
    04/07 FRI.
    04/08 SAT.
    04/09 SUN.

    • info※受付開始は開演の45分前、開場は30分前となります。
      ダブルキャストでAチームBチームの二チームございます。

    • チケット割引日

    • チームアフタートーク

    • 劇団員のみでのアフタートーク


  • place 劇場MOMO(中野)  〒164-0001 東京都中野区 中野3丁目22−8
  • スタッフ 舞台監督:坂野早織
    美術:向井登子
    照明:野口りさ(Lighting Office アルティプラノ)
    音響:兼坂香弥
    音響操作:predawn
    制作協力:小野智美(Office smc)
    演出助手:赤井優理香